つらい寒さが続く冬。どこか暖かいところに逃避したい・・というあなたにおすすめなのが沖縄。旅行費用も混雑も少ない冬の沖縄は、実は穴場。今回は自然に囲まれた今帰仁村にある、沖縄のキューバと沖縄を融合した宿泊施設をご紹介します。
・沖縄とキューバの要素でコロニアル内装
沖縄観光で人気の「美ら海水族館」と「古宇利島」まで、車で15分程のところにあるのどかな集落、今帰仁村兼次(カネシ)地区。自然のまま残った天然の美しいビーチがいくつも点在するこの地区は山原(ヤンバル)と呼ばれ、海だけではなく山や森が広がる自然豊かな地域です。
・古民家を解体した廃材を使ってDIY
のどかな時間が流れるこの地区の小高い丘の上に、『somos(ソモス)』という宿があります。自然に溶け込むこの宿は、オーナーの伊藤さんがバックパッカーをしていた時に知り合ったキューバ人の奥様と、古材や古民家を解体した廃材を使ってDIYで作り上げたもの。
・ずっと前からそこにあったような雰囲気
スペイン語で土曜日を意味する『サバド』、日曜日を意味する『ドミンゴ』の二つの部屋からなり、ずっと前からそこにあったような雰囲気が漂っています。オーナーの伊藤さんは以下のように語ります。
・オーナー伊藤さんのコメント
「この宿をはじめて3年ほどになります。設計時、最初は設計士さんに頼んだのですが、僕たちの予算だと僕達の理想の半分しかできないよって言われたんです。だったら自分でやるしかないと思って。基礎のブロック積みや強度の補強、電気関係だけやってもらって、後は自分たちでやることにしました。赤土を混ぜて床を作って、漆喰やペンキ塗って、内装のデザインをして、建具やテーブルも作って。自分たちでやったお陰で、頼んでいたらできなかったことが沢山できました」
・赤土を練り込んだ床も味わい深い
家具は読谷村の人気家具店『Indigo(インディゴ)』で購入したものや、知人の鉄作家や木工作家にオーダーしたインテリアや照明などを使用。アンティークの照明スイッチや赤土を練り込んだ床も味わい深い。
・食堂で季節の無農薬野菜を使ったモーニング
あたたかな食堂はすべて違う椅子が並ぶのに、不思議と統一感が広がる空間。朝はこの空間で、直接農家から購入した無農薬野菜を使用した、奥様自家製の手作りプレートもいただけます。
・食堂の解放した引き戸から通り抜ける風
オーナーさん一家も敷地内で生活しているので、なんだか友人の家に遊びにきたようなほっこりした気持ちに。食堂の解放した引き戸から通り抜ける風がなんとも心地よい。
・風が気持ち良い頃に訪れてほしい宿
光の柔らかな朝の時間も、穏やかな夕暮れ時でも、それぞれの時間帯に流れる空気が心地よくて、ここから出かけるのを忘れてしまいそう。暑い夏も良いけれど、風が気持ち良い頃に訪れてほしい宿です。
・ゆるゆるとゆるむ旅ができる
近所には沖縄独自の民家が建ちならぶ集落もあり、日常に根づく沖縄文化を目にすることもできます。近くをふらりと散歩して、おばあたちのおしゃべりや、観光地のおみやげ屋さんには並ばない地域向けの物産、地元のひとたちの食べる味など、村の日常にどっぷりつかってみるのも心地よし。暖かな気候の中で気ままにゆっくり時間をすごす、ゆるゆるとゆるむ旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?
[map_card]名称: SOMOS
住所: 沖縄県国頭郡今帰仁村兼次271-1
価格: 1室1名利用16000円~ 1室2名利用11000円~ 1室3名様以上(追加ベッド)8000円~
URL: http://somos-okinawa.com/
[map addr=”沖縄県国頭郡今帰仁村兼次271-1″][/map_card]
もっと詳しく読む: 沖縄とキューバの融合! 古材を使ったDIY宿で琉球モダンステイ(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2018/03/27/somos-okinawa/