竹筒を使って炊いたラオスの新米がウマすぎて止められない / 素材は周りにあるものだけ!

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日本では11月から新米が出回る時期として知られていますが、農業国ラオスでも11月は新米の季節。町にあるレストランでなにげなく食べたお米がハッとするほどおいしい、 なんてこともよくあります。

先日、ラオスの都市バンビエンの山奥にある農家にお邪魔したとき食べさせてもらった新米が絶品だったので調理法と共にご紹介してみます。ごちそうしてもらったのは、竹筒で炊いたもち米(カオニャオ)。もち米の風味と竹の甘皮の歯ざわりとココナッツ・ジュースのフレーバーの組み合わせがたまらない一品です。

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作り方はとても原始的。まずは手頃な大きさの竹をカットしてその中に研いだもち米とココナッツ・ジュースを入れます(ココナッツ・ミルクではないのでご注意)。

次にたき火を用意し、もち米を入れた竹筒をその中に投入します。竹筒には蓋をしていないため中の水がこぼれないように気をつけましょう。

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20分程度経つと竹筒の表面が焦げ、中のもち米がじわじわと押し出されてきます。

もち米が竹筒の中からせり出してきたら食べごろです。

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竹をたき火から取り出して、竹筒の表面をナタで削っていきます。竹筒はとても熱いのでやけどに注意しましょう。

竹筒の表面をある程度剥いたらあとは手で剥けるようになります。

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竹筒の甘皮は食べられるので残したままにします。このままかぶりついて食べましょう。

もち米の一番上の部分はココナッツジュースの甘みと香りが濃縮され、もち米を使ったお菓子のような味わい。食べ進んで行くに従って、ココナッツ・フレーバーがほんのり残るもち米になっていきます。竹の甘皮は香ばしくてパリッとした歯ごたえがあり、おにぎりで言う海苔の役割を果たしてくれます。素朴だけれど後を引くおいしさで、つい手が伸びがしまいます。

焚き火を使うため火力の調節はうまくできません。そのため焦げてしまうところも出てきますが、部分的な焦げと歯ごたえがアクセントになってくれます。

もち米、ココナッツ、竹、たき火と、食材から調理器具までほぼすべての材料を周りにあるものでまかなった純度の高い自然食品。新米の季節であればおいしさもひとしおです。ラオスの農家と触れ合う機会があれば食べさせてもらうことができるかもしれません。

もっと詳しく読む: 竹筒を使って炊いたラオスの新米がウマすぎて止められない / 素材は周りにあるものだけ(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2017/12/17/gohan-take/


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