【ロケ地マニア】スターウォーズエピソード4 新たなる希望 / スターウォーズキャニオン / チュニジア・シディブベル村

この記事「ロケ地マスターズ」は、エンターテインメント作品のロケ地を実際に自分の足で巡り、現場の様子を伝えるコーナーである。インターネット上で情報を調べるだけでは得られない情報も併せてお伝えしていきたい。

・印象的なスターウォーズキャニオン
時系列的には「スターウォーズエピソード1 / ファントム・メナス」がはじまりの物語だが、公開順でいえば1977年に上映された「スターウォーズエピソード4 / 新たなる希望」が最初。そこで特に印象的なロケーションといえば、スターウォーズキャニオンである。

・ジャワに襲われる場
スターウォーズキャニオンは、R2-D2とC-3POがさまよい、ジャワに襲われる場であり、岩と岩で囲まれた谷底のシーン。さらにここは、オビ＝ワン・ケノービやルークも登場する場である。殺風景ながら多くの人たちに「タトゥイーンの風景」として記憶に残っているはずだ。

・寂しくても聖地なシディブベル村
スターウォーズキャニオンはアフリカ大陸のチュニジア、シディブベル村(Sidi Bouhel)にある。スターウォーズのジェダイの服として知られているフード付きのコートはチュニジアの先住民であるベルベル人の伝統的なもので、このあたりでも売られている。

ちなみに、スターウォーズキャニオンの谷底を進んでいくとどんどん道が細くなり、行き止まりとなっている。よって、映画内のように通り抜けは不可能で、来た道を戻るしかない。

・とても神秘的な風景
スターウォーズキャニオンからクルマで離れると、塩湖と砂漠が広がっている。蜃気楼が浮かび上がることもあり、とても神秘的な風景が広がっているが、どこまでいっても同じ風景のため、この風景を楽しみ続けるにはちょっとした根気が必要だ。

もしスターウォーズのロケ地を巡りたいならば、1週間は時間が欲しい。チュニジアの多くの地域でロケが行われたが、かなり距離があるため、移動に長い時間を要する。また、クルマの手配をしつつ、道を詳細に知っているガイドが必要である。