ラオスで食べる衝撃的なゆで卵ホビロンが凄すぎる! 実際に食べてみた結果

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アヒルの雛が孵化しかけたゆで卵、ホビロン。漫画「美味しんぼ」で強烈なイラストと共に登場したことで覚えた方も多いのではないでしょうか。

・ラオスのゆで卵!?
卵を割ると中から小さな雛が登場し、黄身の周りに発達しきっていない血管が浮き出ているビジュアルは漫画でも描かれていたとおりなかなか強烈です。ベトナムやカンボジアや中国、フィリピンではストリート・フードとしておなじみのこのゆで卵は、ラオスでも見かけることがあります。

・日本のゆでたまごとは異なる味わい
殻を割った中に入っているスープ状の液体と成熟しかけの黄身のハーモニーは、日本で食べるゆでたまごとは異なる味わいです。初めて食べた人は、その濃厚な風味に驚くはず。見た目のイメージを裏切って、食べる価値があると思わせてくれる料理なのです。

・ホビロンの食べ方は土地によってさまざま
「ホビロンはグロい!」とは言われるものの、成長が進み雛に毛が生えているものからゆで卵に血管が浮いた程度のものまで卵の成長日数によって中身のビジュアルは異なります。発育段階に分けて味が変わるため、ホビロンを愛する現地人は自分の好みの成長具合のものを選んで食べるのだそう。ゆで卵だけを見ても、半熟や固茹で、温泉卵など、日本でもいろんな食べ方があるのと同じ。卵の調理法に対するこだわりは万国共通なんですね。

ホビロン文化が発達したベトナムでは、ストリートで売られているホビロンにもいくつかの種類があり、さらに炒め物や揚げ物など複数の食べ方が存在します。ここラオスでは、ストリートの屋台で見かけるのはほとんどが一種類のみ。そして塩をかけてスプーンでほじって食べるスタイルが一般的です。

・ラオス式ホビロンの食べ方とは
しかし、ラオスの地元民と食事をしているときに現地人ならではの食べ方があることを教えてもらいました。食べてみたところ、とても美味しかったので紹介してみます。

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ストリートでホビロンを買ってきます。今回購入した店では、ひとつ2000キープでした。唐辛子をベースにした香辛料も購入しましょう。こちらは一袋1000キープ。

さらにラオスの現地フードには欠かせないカオニャオ(もち米)も適量買いましょう。ひとり300gもあれば充分なはず。

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買って帰ったホビロンを割って皿に移します。スープがこぼれるともったいないので、皿の上で割りましょう。卵の下の部分(尖っていない方)から割ると、うまく取り出しやすいですよ。

ホビロンの中身に買ってきたスパイスをかけて全体をミックスします。スパイスが全体に行き渡るように黄身も雛の体も混ぜてしまいましょう。ホビロンのスパイスが出来上がりました。

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カオニャオを手で適量握り、小さなおにぎりを作ります。そのおにぎりをホビロンのスパイスにディップして食べるだけ。

料理というほどのことはありませんが、こうして食べるとホビロンのスープ、濃厚な黄身、ぴりっとしたスパイスが混ざり合い、さらにそこにもち米の香りと歯ごたえが加わります。まるで小さな親子丼を食べているかのよう。

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ラオスの現地人は、もち米を手で握って小さなおにぎりを作ってディップして食べるのが一般的。スープや炒め物、スパイスなど、なんでもディップしてしまいます。

通常の蒸した米(カオチャオ)よりも、もち米のほうがおにぎりを作りやすく、またディップもしやすいためこの文化が生まれたのかもしれません。

手で食べるのは抵抗があるという人もいるかもしれませんが、〈郷に入っては郷に従え〉の言葉どおりラオスに来たら一度は試してみてみてはどうでしょうか。その際はぜひホビロンとご一緒にどうぞ!

もっと詳しく読む: ラオスで食べる衝撃的なゆで卵ホビロンが凄すぎる! 実際に食べてみた結果(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2017/10/31/balut/

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