生姜焼き豚汁 840円
納豆 100円
人類の歴史は食とともにあり。それは紛れもない事実なのだが、2017年の現在においても、新たな「食文化」が生まれるとは驚きだ。あらゆる食材、あらゆる料理を「とん汁化」してしまう、革命的な食堂が大きな注目を集めている。
・テーブルが広く居心地が良い
その店は、「ごちそうとん汁」(東京都渋谷区代々木1-33-2)。2017年2月にオープンしたばかりの新店で、JR代々木駅前に、木のぬくもりを感じさせる店舗を構えている。店内に入るとカウンター席とテーブル席があり、スペースは狭いものの、そのどちらもテーブルが広く居心地が良い。スタッフも明るくハキハキとしており好感が持てる。
・西京味噌と江戸甘味噌を用意
メニューを見れば、すべてがとん汁料理。とん汁の種類によって使用している味噌が違い、西京味噌と江戸甘味噌が用意されている。「粗挽きキーマカレーとん汁」や「生姜焼きとん汁」など、一品料理としても成立する料理ととん汁を組み合わせたメニューが非常に気興味深い。
・料理と料理の融合「生姜焼きとん汁」
どれを注文しても、とん汁と化して出てくる。キーマカレーや生姜焼きが単品で出る事はない。すべてがとん汁と融合して客に提供されるのだ。「季節の青菜のごちそうとん汁」や「彩りキノコのごちそうとん汁」も美味しそうだが、できれば料理と料理の融合「生姜焼きとん汁」を注文してみてほしい。これがまさに革命的な食文化を変える絶品料理。
・塩気を伴う「新たな旨味」が生まれる
大きめにざく切りされた新鮮キャベツと豚バラ肉を炒めて生姜で味付けし、それを西京味噌で仕上げられたトン汁に盛る。生姜焼きの旨味、甘味、油分がとん汁に流れ込んでひとつになり、引き締まる西京味噌の辛味に良い意味で拍車をかける。旨味が入ってきた分、塩気を伴う「新たな旨味」が生まれるのだ。
・トッピングで納豆を注文しよう
これがご飯に合わないはずがない! ただでさえご飯が進む豚バラ生姜焼き。そこにトン汁がくわわって、さらにミックスされているのだから、ご飯が進むどころの話ではない!! だがしかし、そこに納豆を投入するという裏技を使えば、もっと美味しくなる。
・新しいグルメの可能性
生姜焼きとん汁でご飯を堪能しつつ、納豆をご飯にたっぷりと乗せ、三重奏でグルメを楽しむのだ。納豆のマイルドかつ豊潤な美味しさが、生姜焼きととん汁の鋭いテイストをソフトに変換し、これもまたディープな旨味を発生させるのである。
どうか、生姜焼きとん汁と納豆を食べてみてほしい。きっと新しいグルメの可能性が垣間見れるはずだ。ちなみに、漬物の塩分濃度も「濃いめのとん汁との組み合わせとして絶妙」である。
もっと詳しく読む: 豚バラ生姜焼きを「とん汁」にして提供する食堂が高評価 / ごちそうとん汁(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2017/04/11/gochiso-tonjiru/
[map_card]ごちそうとん汁
住所: 東京都渋谷区代々木1-33-2
時間: 11:30~24:00
休日: 無休
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130403/13206327/
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