北海道の北部に位置する、酪農と漁業がさかんな天塩町。そこにはいまだ人々に知られていない、おいしい“天塩の宝物”が眠っているのだそう。そこで町をあげての「天塩國眠れる食資源活用プロジェクト」が動きはじめました。今回ご紹介するのはとびっきり濃くて、まったりマイルドで、スイーツ感覚で飲めちゃうミルク飲料です。
・若手酪農家が営む気鋭の牧場によるミルク飲料
町おこしの一環である本プロジェクトは、天塩町の絶品食材を使った限定グルメがそろいぶみ。都内のラーメン店「ソラノイロ」と天塩町名産“しじみ”のカップラーメンや、名店「スーパー割烹 六雁」が手がける「鮭の山漬け」など、天塩町の枠を超えた大胆なコラボ商品で、最近話題になっています。
今回ぜひご紹介したいのは、天塩町のサラキシにある宇野ファームが手がけた「トロケッテ・ウーノ」と「とろパンナ」です。
「!?」「なにそれ」「なんかカワイイ」。想像はつかない、でも惹かれる。そんな絶妙なネーミングをもつこれらの2点は、れっきとしたミルク飲料なのです。
・飲む練乳いちご「トロケッテ・ウーノ」
各商品をさっそくチェックしましょう。地元ですでに大人気の「トロケッテ・ウーノ」は牛乳豆腐からインスピレーションを受けて誕生したミルク飲料。果肉感を残したいちごのソースが底に入っています。
ひと口すすると、滋味深いミルクのまったりとした甘さで口いっぱいに。「ごくっとじゃなくって、とろっとのむみるくです。」とラベルにあるとおり、飲み物なのにふわっとした口どけも楽しめるのが、なんとも新感覚。高さ約10cmのボトルはスリムなフォルムですが、飲み終えたあとも、ミルクの豊かな余韻のためか物足りなさはまるで感じません。
・とろとろ+パンナコッタ=「とろパンナ」
もうひとつは、宇野ファーム自慢の新商品「とろパンナ」。“地方×女の子”ビジネスを展開する「ハピキラFACTORY」監修のもと生まれた、渾身の一作です。「トロケッテ・ウーノ」に生クリームを加え、パンナコッタ風に仕上げています。
瓶を急角度に保ってもなかなか流れてこない「とろパンナ」。飲まなくても、こっくり濃厚なことがすでに分かります。生乳の香りがふわ~っと瓶から漂ってくるほどにリッチなミルクは想像以上に“とろとろ”。パンナコッタ以上にスイーツ欲を満たしてくれるかも。
今まで口にした乳製品は何だったんだろう。そんな疑問に向き合わずにいられない、生乳の魅力が「ギュッ」とつまった宇野ファームのミルク飲料を、ぜひご堪能あれ。
もっと詳しく読む: 北海道天塩町の牧場が生み出したスイートなミルク飲料に感動 / ミルク以上に生乳の味を堪能(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2017/03/31/teshio-milk/