この店が甘美すぎる件について / 祇園NITIの「焼おこわの茶わん蒸し」に舌鼓を打つ

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焼おこわの茶わん蒸し(お茶漬け / デザート付き)
1500円

「これぞ京都」という安っぽい言葉では表現しきれない、京都の「美」「旨」「流」のすべてを具現化したかのような料理、それが、「祇園NITI」(京都府京都市東山区祇園町南側570-8)で堪能できる焼おこわの茶わん蒸し。

・すべてを味わってこそ醍醐味
この店はスイーツが美味しいことでも有名で、それを目的に訪れる客も多いが、ここをスイーツだけで済ませてしまうのは非常にもったいない。この空間に触れ、店員の物静かな接客に癒やされ、料理に感動し、スイーツに魅了される。そのすべてを味わってこそ「祇園NITI」の醍醐味。

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・料理の訪れを予期
注文を受けてから丁寧に仕上げるため、やや時間を要するが、その待ち時間が苦になるどころか、悠久に吹く風の如く穏やかでファビュラス。時期に漂ってくる「焼おこわ」の香ばしい薫りが、料理の訪れを予期させる。

・この店に存在しない言葉
そこの薫りは期待しか生ませないが、もちろん期待は裏切らない。「山高きが故に貴からず」なんて言葉もあるが、この店においてその言葉は存在しない。むしろ見た目以上の美味しさが、食べる者を魅了。……そして幸せが訪れる。

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・やや強い弾力によって抵抗
木製のスプーンを潜らせると、スッと埋没したかのように思えば、すぐ、やや強い弾力によって抵抗をみせる。おにぎりのような形状の焼おこわが、ゴロリと茶わん蒸しに包み込まれているのだ。やや強引ともいえる力で焼おこわを崩し、茶わん蒸しとともに食べる。

・旨味として味覚に強く作用
まず驚きなのが、味覚より先に嗅覚で「美味」を伝達してきた点。香ばしさをとらえるのは味覚ではなく、あくまで嗅覚がとらえるものだが、こうもディープで強い香ばしさの場合、それが旨味として味覚に強く作用するのだと知る。

だめ押しで器の「こだわり」にも心を震わせる。いやはや、驚きと感動、そして癒やしの連続。まさに京だからこそ生まれた味とはこれのことか。

もっと詳しく読む: この店が甘美すぎる件について / 祇園NITIの「焼おこわの茶わん蒸し」に舌鼓を打つ(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2017/01/13/gion-niti-yakiokowa/

[map_card]祇園NITI
住所: 京都府京都市東山区祇園町南側570-8
時間: 7~9月10:00~17:45 10~6月11:00~18:00
休日: 水曜日(7~9月は不定休)
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26016342/
[map addr=”京都府京都市東山区祇園町南側570-8″][/map_card]


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