生ハムにメロン、モッツァレラチーズに桃……日本食にはなかなかない、料理に果物をあわせたメニュー。きっと多くの方は食べたことがあるクリームソースのマカロニには、日本人にもおなじみの“ある果物”で作ったソースをかける。それがスイス流です。
・オニオン×チーズ×マカロニ?
今回ご紹介する「アルペンマカロニ(Älplermagronen)」は名前のとおり、スイスの山小屋や山岳レストランの定番料理。これはマカロニと茹でたじゃがいもをチーズソースに絡める、またはクリームソースをかけた後チーズをのせて焼く“マカロニグラタン”です。
「アルペンマカロニ」にマストなのは、どっさりとのせたフライドオニオン。それともうひとつ、味の決めてとなるのが、すりおろしたりんごで作るあま〜いソースです。
・白ワインに合うフルーティーな熱々マカロニ
香ばしいオニオンがアクセントの濃厚クリームがけのマカロニ、ごろっと入ったじゃがいもは、そのままでも十分に美味。日が暮れると気温が急速に冷え込む山岳地域。そこで食べれば、身体が芯から温もりそうです。…それにしても、なぜりんごなのか。店員さんに聞いたところ「知りません」とにっこり。
スプーンの跡が残るほどトロッとしたソースを絡めて、さっそくひと口。味わいはストレートに“オニオン+マカロニ+りんご”という印象です。チーズも入っているためか、ヨーグルト風味のデザートのようでもあります。おすすめの食べ方は、全体にぱらっとブラックペッパーをまわし挽くこと。りんごの爽やかな香りがよりいっそう際立ちますよ。
スイスで山岳アクティビティを楽しんだ後は「アルペンマカロニ」を、ぜひお試しあれ。
もっと詳しく読む: 激熱のマカロニに果物ソースをかけて食べる魅惑の料理(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2016/09/12/macaroni-fruit/