旅行に行く前にやっぱり気になるのは、その国の食事情と言語。快適に観光できると定評あるスイスだが、筆者自身は、この国に訪れたさい、いくつか不自由を感じることがあった。スイスの旅を考えている人はぜひ参考にしてほしい。
・昼と夜の懸念事項はずばり「食費」
物価が高いスイス。各国の物価の比較調査として、マクドナルドで販売されているビッグマック1個あたりの価格を順位付けした「世界のビッグマック価格ランキング」(対象55ヵ国、出典The Economist)の2016年の調査でも、スイスは764円でぶっちぎりの1位だ(2位スウェーデンは621円。143円の差)
マクドナルドでも1食1000円近くするので、他店での飲食代も、さすがに高い。筆者は食費を抑えようとスーパーの惣菜を買う事もあったが、カップサラダだけで約700円から、小ぶりなヨーグルトでも400円程度がスタンダードと、なかなか高級だ。
だからこそ、スイスの大半のホテルで宿泊料に含まれる朝食ビュッフェは大いに楽しむべき。ブランチ感覚でたっぷりといただくのがいいだろう。また街中のベーカリーでサンドイッチ(500円〜)なら高鮮度な野菜が挟まれているし、パン自体もさすがに美味しいので、ファストフードよりも満足度も高いはず。
・英語だけではちょっと不安かも
主要都市では大方英語が通じるが、国境周辺となると、英語が通じないケースが出てくる。スイスはドイツとフランス、イタリアなどに囲まれている。
コミュニケーションは英語でとれたとしても、言語表記は英語以外の1カ国語のみということもあるのだ。
・周辺国の言語を把握しておくべき
ドイツ語圏ならシュタインアムライン(Stein am Rhein)やザンクトガーレン(St. Gallen)、フランス語圏内ではジュネーブ(Geneve)、イタリア語圏ならロカルノ(Rocarno)まで行くと、ややあやしい。
国際都市として知られるジュネーブだが、フランスから出稼ぎで来るワーカーも多いようで、ちょっと小さな飲食店などでは英語が通じないこともあった。基本的な単語やあいさつ、「ありがとう」程度は、これら周辺国の言語を把握しておくといいだろう。
もっと詳しく読む: スイス観光で意外と大変だったこと(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2016/08/07/swiss-gourmet_language/