チーズ王国スイスで、生粋のチーズ料理・フォンデュを食す
黄金に輝くチーズを、パンや肉にとろーり絡めるチーズフォンデュは、スイス生まれの料理。本場のチーズフォンデュは、日本のそれより、もっとびよ~んとチーズが伸びたり、味わいが濃厚なのだろうか?
チーズ好きの血が騒ぎ、スイスで唯一の五ツ星山岳ホテルの併設レストランへ、筆者(24歳女性)一人で食べに行ってみた。
・複数人で食す料理
日本円にして3000円程度のものを注文すると、さっそくサーブされたのがプロシュートやサラミなどの肉系、一口大のバゲット(乾かぬよう、布を被せられる)。
そして10分もせぬうちに、ぐつぐつ音を立てるチーズの小鍋が目の前におかれた。大きな鍋とどっさりの具がきた。祖国でも複数人で食す料理らしい。待ちきれない!! とさっそくディップ!!
・チーズは伸びない
「とろける●ーズのイメージ図のようにチーズが伸びるのでは」。フォンデュソースにバケットをじっくりひたし、引き上げると、フォンデュソースがぽつぽつ……と滴る。
それもそのはず、本場でフォンデュソースの原料にはエメンタールチーズというハードチーズとワイン、そのほかスパイス少々を加えて作るものなのだ。びよ~んと伸びる要素となる食材は、入っていない。
・ワインとのマリアージュを楽しむべし
またチーズが濃厚というよりは、チーズ使用のさらりとしたホワイトソースにディップする料理という印象だ。チーズを溶かしただけならば、もっと単調な味ですぐ飽きてしまうはずだ。
おすすめは白ワインもあわせてオーダーすること。エメンタールチーズとディップする干し肉などの塩分が、想像以上にきいている。そのため白ワインと共にいただき味わいを調和するのがいい。
・無料でフォンデュソースのおかわりも
鍋のソースをさらえるとフォンデュソースを鍋に注ぎ足してくれる。5ツ星ホテルゆえのホスピタリティなのか、本場では当然なのか……。
つける具が無くなって最後はスプーンですくい完食。チーズ好きの筆者の私見だが、本場のフォンデュはチーズの塩分は感じるが、チーズの味は意外としなかった。
もっと詳しく読む: チーズフォンデュを本場スイスで食べてみた結果(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2016/07/08/cheese-fondue/