海外のホテルやホステルは、その星の数問わず、朝食にビュッフェが楽しめるものが多い。実際ホテルの星の数がちがえば、どこまでメニュー内容が変わるの? ……ということで今回はスイスで現地取材を慣行してみた。皆さんの旅の参考にしてもらえると嬉しい。
・いつか泊まりたい憧れの五つ星
世の、数あるスイスのカフェレストランの紹介を見ると、あることに気付く。「あっちもこっちも、ホテル併設の物件が」。そう、スイスにおいては各町の有名レストランが、ホテルに併設しているケースが実に多い。クオリティがそもそも高い。
となると、五つ星で提供する朝食とは、いったいどんなものか。スイス山岳ホテルの中で唯一の五つ星である「Hotel Riffelalp Resort 2222m」に泊まってみた。
・マッターホルンを望みながら「さあいただきます」
朝目覚め、ホテル1階へレストランへ行くと、ギャルソンが「マッターホルンがよく見える席がいいよ」と誘導してくれた。そもそも席を案内してくれること自体、スイスのホテルではめずらしい。五つ星のホスピタリティにさっそくふれた気がした。
・焼きたてパンに、チーズ、フルーツがそれぞれ云十種…
コーヒーか紅茶をギャルソンにお願いしおえたら、ビュッフェ台へ。どのクラスでもよく見るパンやチーズ、フルーツでも、チョコレートブレッドにクロワッサン、エメンタールにゴーダ、ぶどうに桃とバリエーション豊富なメニューが、静物画のように美しく並ぶ。
鮮魚のカルパッチョやフルーツポンチなど、手が込んだ冷菜やデザートがあるのは、五ツ星ならでは。
・シェフによる焼きたてオムレツが秀逸
何より感動したのは、オムレツ。シェフに玉子の焼き加減や使用する具材を言えば、目の前でさっそく焼いてくれる。今回は「やや半熟」、トマトとモツァレラとパルメザン、2種のチーズ、きのこ入りでオーダー。
数分後ギャルソンが席にサーブしてくれ(ありがとう)、口に運ぶと、とろけた。ホットミールはもちろん、その場にいるシェフがオリジナルメニューを作ってくれることは、ここ以外で経験したことがない。
外へ出かけるのが惜しまれるほど、五つ星では素晴らしい朝食のひと時を過ごした。
もっと詳しく読む: スイス五つ星ホテル「Hotel Riffelalp Resort 2222m」の朝食(Photrip フォトリップ) https://photrip-guide.com/2016/07/04/hotel-riffelalp-resort-2222m/