ハムカツ定食
600円
東京上野の界隈には、レジカウンターで食べたい料理を伝え、前払いする昔ながらの食堂がいくつもある。食券販売機で前払いする店は多数あるが、それを人がやっている店は減りつつある。
・グルメマニアの間で高い評価を受ける
2015年7月1日、第97代内閣総理大臣の安倍晋三氏がランチで立ち寄り、ハムカツ定食を食べた『田中食堂』も、そんな昔ながらの大衆食堂だ。そしてここ、なによりもハムカツ定食が美味しい食堂として、グルメマニアの間で高い評価を受けている店なのだ。
・「匠の業」が凝縮
ここのハムカツ、他店では真似できない「匠の業」が凝縮されている。ハムカツは2枚を半分に切り、4枚にして出される。付け合せはマカロニとキャベツ、きゅうり。定食の場合は漬物、味噌汁、ご飯がついてくる。
・生えるように咲き誇る
ハムカツの衣は3層から成り立っており、心地よいザクザクとした食感を生む第1層は、まるで「生け花」のように、衣が外へと向かって咲いている。分厚く見えるが箸でつまむと軽い。それは第1層の衣が表面から生えるように咲き誇っているからだ。
・心地よい振動が伝わる
第2層はカリカリで硬めの衣。食べた瞬間に「パキパキッ!!」と、まるで水溜りにはった薄い氷を割ったかのごとく、心地よい振動が伝わってくる。第1層のザクザク、第2層のカリカリ、どちらもクリスピーだが、そこから生み出される食感はまったくの別物だ。
・旨味のすべてに作用する
第3層は、しっかりとハムの旨味エキスを吸収した湿っている層。第2層が屈強なため、揚げてもハムの旨味が逃げず、あふれ出た旨味は第3層の衣に吸収されるのだ。すべての層が、旨味のすべてに作用する。
・究極ともいえる衣に包まれたハム
ここのハムカツはソース、醤油、そして「そのまま」、どの味付けでも絶品である。究極ともいえる衣に包まれたハムは、衣に吸収された油と合わさり、ご飯が何杯でも食べられる魅力を得る。
・ここだけで堪能できる味
ぜひとも持ち帰って自宅でもこの味を楽しみたいと思ったが、残念ながら持ち帰りはできない。ここだけの味を、ここだけで堪能できる。安倍総理が食べに行くのも理解できるというものだ。
もっと詳しく読む: 東京メインディッシュ https://main-dish.com/2015/07/03/tanaka-syokudo/
[map_card]田中食堂
住所: 東京都台東区東上野3-5-13
時間: 11:00~14:00 17:00~22:00
休日: 土日祝
http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13106654/
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