前回、タイ航空が所有する世界最大級の旅客機A380の乗り心地リポートをした。シートの広さや機内食の美味しさなど、LCC(ローコストキャリア / 格安航空会社)にはない快適さを体験し、ただ飛行機に乗っただけなのに感動しまくった。
しかし! もしかするとそれは「広くて新しいA380だから快適だった」のではないだろうか? 他のタイ航空の旅客機は「普通」なんじゃないだろうか?
・タイ航空の旅客機B787に乗って検証
ということで、今回はA380以外のタイ航空の旅客機B787に乗り、成田からタイまで行ってみた。格安で購入できるLCCよりも素晴らしい点があるのだろうか? チェックポイントはシートの広さ、機内食、映画、設備である。
・シート
シートの下にスペースがかなりあるため、足を伸ばせるだけでなく、バッグをつめておくことも可能だった。サッと取り出せる物をバッグに入れて手元に置いておきたいのだが、LCCの場合は置く場所がなく、非常に困る。今回のようにシートの下にスペースがあれば、バッグも詰め込めうえ、足を伸ばせる余裕があるので嬉しい。足を伸ばせるかどうかは、意外と重要なポイントだ。6時間も乗っているのだから!!
・設備とネット
USB端子がしっかりついているので、スマホや電子機器を充電しながら旅ができるのが嬉しい。しかも、メールをやりとりする程度のインターネットが可能で、送受信の容量は3MBで4.5ドル。ちょっと高くて容量が少ない気もするが、それでも何かの情報をやりとりしたいときに重宝するのは確かだ。現時点では、ネットはオマケのサービスという程度に考えておいたほうが良いだろう。
・映画
最新の映画を日本語字幕や吹き替えで楽しめる。6時間の飛行中に2本ほど見たが、ビールと食事を楽しみ映画を楽しめる空間って、家以外だと飛行機の中しかないんじゃないだろうか?
・機内食
正直、ここまでギッシリと具が詰め込まれた機内食は食べたことがない!! LCCにばかり乗っていると「機内食が無料で出ること自体に感動してしまう体」になってしまうのだが(笑)、記事の写真を見てもわかるとおり、「これでもか!!」というくらいの大盛り機内食である。
ドリンクもアルコールも飲み放題なのが嬉しい。到着する前から泥酔していたら大変なのでセーブしておいたが、機内にいながら気分だけは一足早くバンコクに到着していた。
・客室乗務員
非常に優しい。A380の客室乗務員もスピーディーで優しい接客をしてくれたが、同じように丁寧に対応してくれた。ドリンクの追加オーダーや鉛筆の貸し出しも快く笑顔で対応してくれた。
・総合評価
A380もB787も、同じように快適だった!! もちろんA380のほうが広々とした空間で快適なのは確かだが、なによりシートのスペースが広いのが素晴らしい。機内食も美味しく、LCCのように有料の部分がないので「黙っててもフルサービスが受けられる」のは、非常に価値のある部分だと思われる。
もっと詳しく読む: Photrip フォトリップ https://photrip-guide.com/2015/06/24/thaiair-b787/
Via: タイ航空 http://www.thaiair.co.jp/