アジアのターミナル国として世界中から直行便が飛んでいるタイの首都バンコク。カオスのなかに秩序があるバンコク。魅惑の楽園に誘われて、多くの旅行者が魅了されるという。
・LCCは疲れる
日本からタイに行く場合、複数の航空会社が直行便を運行している。最近はLCC(ローコストキャリア / 格安航空会社)が便を飛ばしているが、フルサービスを受けられるLCCは皆無。なかには「LCCは疲れる」「旅の快適さを重視すればよかった」という人もいるほどだ。
・LCCではフルサービスは受けられない
フルサービスとは、徹底された機内食、スペースに余裕のあるシート、客室乗務員の徹底された接客、機内での映画サービスなどが、すべて無料で受けられるというもの。LCCはコストを極限にまで削減しているため、フルサービスは受けられないのだ。
・タイ航空の世界最大級の旅客機A380
そこで今回、フルサービスが受けられるタイ航空に乗ってバンコク~成田の区間を体験。機内食、シートスペース、映画、客室乗務員の接客、すべてがどれほど充実しているのか検証してみることにした。乗ったのは、タイ航空が所有している世界最大級の旅客機A380のエコノミークラス。
・シート
LCCに何度か乗ったことはあるが、さすがフルサービスは違った。エコノミークラスながらしっかり足が伸ばせるし、テーブルを倒して機内食やパソコンを置いても窮屈さを感じなかった。
なにより、グーンと足を伸ばして6~7時間過ごせるのはLCCにはない快適さである。6時間が1日の1/4ということを考えると、窮屈なのはかなり過酷である。
・設備
クリーニングされて密封された毛布が全員に渡される。枕も渡されるので、寝て過ごすのも、iPadで本を読みながら過ごすのも快適。
さらにUSB端子がついているので、飛行中にスマホを充電しながら過ごすのも可能。
・機内食
LCCに乗っていると「どうせ有料だから食べられないもんね」と思ってフテ寝する事が多いのだが、黙ってても出てくる機内食に感動(笑)。
2種類のメインディッシュを選べ、ドリンクやアルコールが飲み放題。もちろんスイーツもついてくる。
ちなみに、食事の前にドリンクとおつまみのサービスもある。こちらも飲み放題で無料。
タイのシンハビールも無料なので、タイに行くときは飛行機の中でタイ気分、成田に帰るときも「まだタイ気分」でいられるのがたまらない!
・映画とエンタメ
まだ日本で公開されていない映画を無料で見放題。スクリーンはやや大きめで、液晶の質も良いのでくっきりとした映像で映画が楽しめるのもいい。
特にハリウッド映画が充実しているので、映画好きにはたまらない時間となる。6~7時間乗っていれば2~3本は見られそうだ。
ちなみに、飛行機の外壁に備え付けられた、リアルタイムカメラの映像を見られるチャンネルもあり、見ていてなかなかおもしろい。
特に飛行場のシーンや、朝焼けや夕焼けシーンは感動モノだ。
・客室乗務員の対応
パーフェクト。ドリンクやアルコールのオーダー、タイや成田に到着してからの情報提供、現地の知識、あらゆる点をスマートかつ丁寧に対応してくれる。
口調も優しく、それでいて不安を与えない対応をしてくれる。
・総合評価
一度でもフルサービスを受けられる航空会社を体験したら、「たとえLCCより価格が上だとしてもフルサービスが受けられる航空会社にしたい」と思ってしまうのが正直なところ。
むしろLCCを体験したことがある人こそ、フルサービスの快適さを痛感するはずである。
もっと詳しく読む: Photrip フォトリップ https://photrip-guide.com/2015/06/24/thaiair/
Via: タイ航空 http://www.thaiair.co.jp/