あまり実行に移す旅人は少ないが、タイから中国へバスで移動することができる。長距離バスを乗り継ぎ、最速で3日間、無理のないペースで4~5日間で中国に入ることができる。
・ラサやエベレストキャンプにも行ける
今回は、いちばんオーソドックスなタイから中国へのバスの旅ルートをお伝えしたいと思う。チベットへの鉄道が外国人にも解放されている場合は、ラサやエベレストのベースキャンプまで行くことも可能だ。
・昆明へと向かうルート
いちばんオーソドックスなルートは、タイのバンコクからスタートし、ラオスのビエンチャンまで行く。そこからルアンパバンを経由し、ルアンナムター、ボーテン。そして中国のメングラから入国し、昆明へと向かうルート。
・バンコク→ビエンチャン
バンコクのカオサン通りのバスターミナルから、ラオスのビエンチャンまで走っている長距離バスがある。深夜に出発し、早朝にノーンカーイの町に到着。そこで出国手続きをし、ラオスのヴィエンチャンに入る。
・ビエンチャン→ルアンパバン
ビエンチャンのバスターミナルからルアンパバンへの長距離バスに乗る。ルアンパバンは「タイに疲れた観光客が訪れる街」として知られており、家族連れや年配者の欧米人のリゾート地となっている。ビエンチャンからルアンパバンに到着し、そのまま中国国境を目指してもいいが、かなりハードな陸路移動になるので一泊することを強く推奨する。
・ルアンパバン→メングラ
ルアンパバンから中国国内の国境の町メングラまで長距離バスやバンが出ている。道路は舗装されているものの、日光が比較にならないほどの山道を長時間走行するため、万全の体調で挑みたい。また、事故やエンストなどでバズか頻繁に止まることもあるため、時間に余裕を持って移動するべきだ。
・メングラ→昆明
メングラは小さな町で、特に見るものはないが、一気に中国文化が視界に入ってくるため、新鮮な感覚に陥る。メングラから昆明までの寝台バスが出ているので、それに乗れば、翌朝には昆明に到着している。何度か停車してトイレやレストラン休憩をするが、一部のドライブインではトイレは壁がなく丸見えなので注意しよう。
・昆明→成都 重慶 南寧などへ
昆明は、東京に負けないほど発展した大都市だ。ここからは各都市に快適なバスや鉄道が走っており、行きたい方向へ自由にいくことができる。成都から青蔵鉄道でラサに向かうこともできるが、政府が発行した入境許可証が必要となる。空路でラサに入る場合も同じだが、そのあたりのルートに精通しているホテルならば、手数料を払えば手配してくれることもある。
もっと詳しく読む: Photrip フォトリップ https://photrip-guide.com/2015/05/20/thai-china/