ASUS(台湾台北市)は、最新のAndroid4.xを搭載したスマートフォン『Zenfone』シリーズを世界発売しました。
日本市場への投入を想定しグローバルモデルでも初期状態で完全日本語対応が可能としており、iPhone一辺倒だった在外邦人のスマホ事情が大きく変わりそうです。
・サムスンのグローバルモデルは日本語未対応
『GALAXY』ブランドで知られるAndroid系スマホ最大手、サムスン電子(韓国)の場合、フラッグシップ格のSシリーズや手書き入力可能なNOTEシリーズのうち、日本向けローカライズモデルでは日本語に対応しているものの、海外で販売されているグローバルモデルはそのままでは日本語が扱えません。
・MoreLocale2を入れてもエラー
購入後にGoogle Playストアで『MoreLocale2』という言語対応アプリを落とし、インストールしなければなりません。特に、GALAXY S4以降では一度パソコンにつないでコマンド処理をしなければMoreLocale2を入れてもエラーが出てしまい使えません。
・日本市場での本格的な販売を想定
Zenfoneシリーズはこの点を改善。日本市場での本格的な販売を想定して、3種類あるファミリーすべてが初めから完全な日本語ロケールを搭載しています。
・面倒な作業は一切なし
英語ロケールからであれば、「Setting」→「Language & Input」→「Language」で、簡単に日本語への切り替えが可能。MoreLocale2をインストールするなどの面倒な作業は一切ありません。
・iPhoneを使い続ける人が多数
在外邦人の間では、グローバルモデルでも日本語が入っているからという理由でiPhoneを使い続ける人が多数を占めています。
・Androidスマホが普及する可能性
AndroidやWindows Phoneなど他のOSのユーザーは最悪日本から取り寄せたり一時帰国の時に買ってくることもありましたが、Zenfoneの登場でそういうことも減っていき、逆に言えば在外邦人にも本格的にAndroidスマホが普及する可能性があると期待されています。
・タイでも販売中
3種類のファミリーのうち、最も小さい『Zenfone 4』は、iPhone5とほぼ同じ大きさ。タイでの販売価格が3,990Bt.(約14,500円)と格安に設定されています。『Zenfone 5』は、iPhone6よりも一回り大きいサイズで、6,990Bt.(約25,000円)。
・直販の場合で26,800円
最も大きい『Zenfone 6』は、GALAXY NOTE4に近い大きさで7,990Bt.(約29,000円)です。ちなみに、日本ではZenfone 5のみが正規販売されており、直販の場合で26,800円という価格が出ています。
詳しく読む: Photrip フォトリップ https://photrip-guide.com/2015/02/19/asus/
執筆: Traveler’s Supportasia http://supportasia.blogspot.jp