プノンペン特別市政庁は、国際協力機構の協力を得て、昨年から史上初となる本格的な市内路線バスの運行を始めました。
・今まで路線バスが存在せず
プノンペン市内にはこれまで路線バスというものが存在せず、市民の足はモーターバイクタクシー(モトドップ)かトゥクトゥク(馬車の馬をバイクに変えたような感じ)しかありませんでした。
・発展の足かせになる
後発途上国を抜け出すべく凄まじい勢いで発展するカンボジアですが、首都にすら路線バスがないのでは今後の発展の足かせになるとして、日本の協力を得て事業開発に取り組みました。
・1カ月間の実験運行が好評!!
2014年2月には、市内を南北に縦断するモニボン通りで1カ月間の実験運行が行われました。この実験が好評だったとして、本格導入を決め、既に運行が始まっています。
・オールドスタジアムを経てモニボン通り
路線は少なくとも2系統ある模様。[01]系統は、車庫から国道5号線を下り、日本友好橋、オールドスタジアムを経てモニボン通りに入ります。
・モニボン橋でバサック川を渡るというルート
アクリダ銀行(旧農協金融公庫)本店、セントラルマーケット入口のカナディアタワー、キャピトルツアー本社からすぐのワットコー、市内南部の毛沢東通り手前にある(北朝鮮系高級レストラン『平壌冷麺館』などを見ながら進み、モニボン橋でバサック川を渡るというルートになりました。
・ポチェントン国際空港からの交通も便利に
実験運行の時からは、大幅に延長されています。また、ポチェントン国際空港のすぐ前を走るロシア通りにも、[03]系統という市内バスが運行されています。
・車両はカンボジアが左ハンドルの国
運賃は一律1,500リエル。US$1札も使えますがつり銭はリエルで支払われます。また、高額のドル紙幣は使えないと思ってください。営業時間は午前5時30分から夜8時30分まで、この間10~15分間隔で運転されます。車両はカンボジアが左ハンドルの国ということもあり、韓国・ヒュンダイ製の中古バスが用意されました。
詳しく読む: Photrip フォトリップ https://photrip-guide.com/2015/02/05/phnom-penh/
執筆: Traveler’s Supportasia http://supportasia.blogspot.jp