牛肉弁当
1080円
電車で食べる駅弁は、どうしてあんなにも美味しいのか。常温でも、冷たくても、温かくないのに美味しい。
車窓と心地よい揺れで味わう弁当は、一段と美味しく感じるから不思議だ。
でもその美味しさは、弁当を作り続けてきた経験と技術によるものでもある。出張サラリーマンが絶賛する、JR東京駅で売られている駅弁が存在するのをご存知だろうか?
それは『浅草今半』の牛肉弁当だ。
すき焼きの名店として知られているあの店が作っている弁当である。ツウな出張サラリーマンは駅弁コーナーに行かず、JR東京駅構内にある『浅草今半』のテナントに行って牛肉弁当を買うという。
ご飯がまったく見えないくらい贅沢で大胆に盛られた牛肉の大海原。アクセントとして豆腐がふたつ添えてあり、まさにすき焼きのような高級志向。毎月のように東京に出張しまくって20年以上というサラリーマンのA氏はこう語る。
「値段は1000円ですが駅弁なんてもっと高いのがあるし、とにかく牛肉が多い。箸で牛肉をつまむとわかりますが、肉が多いのでそれでもまだご飯が見えないんですよ! ケチケチしてないのが本当に良心的。ご飯は温かくないのに美味しくて、むしろ冷たいほうが美味しいんじゃないかって思うくらいです。ほとんどこれしか食べない。」(出張サラリーマンA氏)
『浅草今半』は「重ねすき焼き弁当」も販売しており、そちらは煮卵やキノコも入っている。
しかし、純粋に牛肉と豆腐の風味を楽しみたい人は牛肉弁当のほうがオススメなのだとか。ご飯が常温なので牛肉の旨味が際立つ。牛肉は国産牛を割り下で煮上げたもので肉の美味しさを生かす甘さが特長。
ちなみに、伊勢丹新宿店や東武百貨店池袋店、東急百貨店吉祥寺店などの店舗でも牛肉弁当が販売されている。
電車で食べるもよし、家で食べるのもよしだ。
浅草今半 弁当販売コーナー
東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東京駅構内グランスタ
記事: 東京メインディッシュ https://main-dish.com/