チベットからヒマラヤ山脈を越えるとネパールがあり、そこにはたくさんのチベット難民が住んでいます。
他国からの侵略により、逃げざるを得なかったのです。
ネパールや国連が難民達を保護したり援助していますが、それでも必要最低限の援助ですので、生活は貧しいままです。
チベットからネパールのポカラに逃げてきた難民たちは、ネパール政府が提供した区画で小さな村や学校を作り、そこで生活しています。
難民だろうと誰だろうと、人は生きていくためにお金を稼がなくてはなりません。
そこで難民たちは自分がもつ伝統的な服飾スキルを使い、美しい絨毯やタオルなど布製品を作り、観光客やネパール人たちに売っています。
その腕は一流で、あまりにも素晴らしいものなのでまとめ買いする旅行者もいるそうです。
とはいえ、儲かったお金は難民達で平等に分けられますので、ひとりひとりに渡るお金はわずかなもの。難民という立場である以上、豊かな生活は難しいのが現状です。
それでも、笑顔を絶やさず仕事をしているその姿、未来にある希望が見えているのかもしれません。
記事: PHOTRIP(フォトリップ)https://photrip-guide.com/