あまりにも快適、あまりにも美味、それゆえ、あまりにも「カフェ好きを唸らせる店」が東京・麹町にある。特にスイーツが絶品で、多くの人たちが常連客になってしまうというのだ。
そのカフェは『麹町カフェ』。開店時間前から行列ができ、炎天下でも雨でもたくさんの人たちが並ぶ。主に女性客が多いようだが、スーツ姿の男性も並んでおり、老若男女関係なく幅広い層に人気なのが分かる。
ここのスイーツはパンケーキが人気で、食事系とデザート系のパンケーキが用意されている。今回はバナナのパンケーキを注文してみたが、見た目がもう芸術作品。パンケーキをキャンバスにし、アーティストが作品を描いたかのような盛り付けに驚かされる。
バナナを皮ごと焼き、甘さが増す絶妙なラインでパンケーキに盛り付け(バナナは加熱すると甘味が増す)。ただバナナの甘さだけが主張しないよう、ベリーのほのかな酸味が甘さのリミッターを生み、絶妙なバランスでフルーティーな作用をもたらす。
パンケーキの生地も、賛辞の声を送りたくなるクオリティ。ほぼプレーンに近い微糖テイストがありながら、フルーツやクリームとは質が違う甘さを含んでいるので、甘さのグラデーションが生まれる。
じっくり味わいたい。じっくり本を読みたい、じっくり何もしない。上質な時間と味覚の双方を得られるカフェとして、たくさんの人たちから指示されているのが分かる場所である。
麹町カフェ
東京都千代田区麹町1-5-4
平日11:30~23:00 土12:00~22:00 日12:00~18:00
記事: 東京メインディッシュ https://main-dish.com/