リュックを背負い、出来るだけお金をかけず、飛行機よりもバスや鉄道を利用して長期旅行をする人達をバックパッカーと言います。欧米人の場合は10~20代の学生やサラリーマンに多く、日本人の場合は学生が多い様です。
所謂プライベート旅行なので、バスや鉄道の手配は自分でやります。ホテルの予約も自分です。旅行代理店が介入する部分はあまりありません。それ故、財布には優しい旅が出来ますが、トラブル回避も自分で対処しなくてはなりません。
例えば、悪名高いインドとネパールの国境スノウリはバックパッカーにとって恐れられているポイントです。この国境には強盗や恐喝ともいえる詐欺師がいて、ネパールからやってくる旅行者を標的にし、かたっぱしから高額な現金を要求するのです。
Googleでスノウリやスノウリー等のワードを検索すれば、複数の被害報告がブログに書かれているのが分かります。とある日本人バックパッカーのブログには、その詐欺師に追いかけられ、現金を支払うまで殴られたという被害報告が書かれています。
ネパールからインド各地へのバスチケットを使用して国境までやって来たバックパッカーが獲物になります。そのチケットは無効だから俺から買えと言ってくるのです。もちろん嘘なので無効ではありません。
その金額は日本円にして5000円だったり、3万円だったり、5万円だったりします。バス運転手もグルなので、詐欺師がバックパッカーからお金を受け取るまで出発しません。仕方なく払うしか無いのです。詐欺の方法は幼稚なものですが、暴力を振るわれるので逆らう事が難しいのです。
場所が国境というのも詐欺師を放置している状況を手助けしています。国境の町は旅行者が通過する町であり、留まる町ではありません。通報するにしても、旅程が狂う事になりますし、それが手間と感じてしまうのです。
実はこの件、実際に被害に遭った知人がいたので、インターネットで調べてみたところ判明した事実。バックパッカーには危険が付き物なので、リスクを減らす為にも事前に現地情報を調べてから出発しましょう。
記事: PHOTRIP(フォトリップ)https://photrip-guide.com/